海外FXの特徴として、スプレッド幅が狭いことです。
スプレッドとは「売値」と「買値」の差で、この差の幅が狭いと、すぐに利益を得られやすいというメリットがあります。
海外FXのスプレッドが狭いメリット
すぐにメリットが出やすい理由は、例えばアメリカドルと円のスプレッド幅が1円だった場合、最低でも1.0円以上自分が思った方向に動かなければ利益を得る事が出来ません。
しかしスプレッド幅が0.5円だった場合、0.6円だけ動いてくれれば利益を得る事が出来ます。
つまりスプレッド幅が狭ければ狭いほどトレーダーにとっては助かるという事です。
特に非常にわずかな利幅を狙いながら、1日に何回も取引をして利益を積み上げていくスキャルピングを行う人にとっては向いています。
トレーダーの取引回数が増えるという事は、海外FX業者も取引手数料を取れる回数が増えるので、収益アップにもつながります。
その為スキャルピングをしない人にとっては、あまりメリットがないように思われがちですが、そんな事はありません。
スプレッドが狭くなるという事は、その分注文した価格と約定された価格の差が出るスリッページが発生しにくくなるので、自分が思い通りの取引が出来るようになります。
取引をしていてスリッページが発生すると、計画的に利益を得るのが難しくなるので、それがスキャルピングをしていない人にも大きなメリットです。
このように海外FXのスプレッド幅が狭いと、スキャルピングをする人は利益を出しやすくなりますし、しない人もスリッページが発生しにくくなる事で自分の思い通りの取引が出来るようになり、また海外FX業者も取引手数料の回数が増え収益が上がるというメリットがあります。
海外FXのゼロスプレッド口座
海外FXの中には、ゼロスプレッド口座という口座を用意しているところがあります。
スプレッドとは先に記載した通り、売り買いをする時の差額のようなもので、それが広いほど利用者の負担が大きくなります。
ゼロスプレッド口座は、まさにそのスプレッドがゼロであるため、取引の負担が軽くなります。
スプレッドが広いと微妙な値動きの際には取引をしてもマイナスになってしまうので、スキャルピングをすることができません。
しかし、ゼロスプレッドならそれが可能です。
ゼロスプレッド口座にもデメリットがある
ゼロスプレッド口座が必ずしもメリットだけがあるわけではありません。
スプレッドが「ゼロ」となっている分、取引をするためにかかる手数料が一定額ごとに取られてしまうようになっています。
そのため、ゼロスプレッド口座が良いかは考えてメリットを感じる方を選ぶことをおすすめします。
手数料はFX取引において経費として申告することが可能であるため、節税をしたい場合はこちらを選んでおくと良いでしょう。
また、取引に必要な入金額が大きく設定されていることも少なくありません。
海外FXのスタンダード口座
海外FXにおけるスタンダード口座では「STP」という方式が採用されており、その特徴は「スプレッド幅に広さがあること」と「取引手数料が発生しない」ことが挙げられます。
STP方式では通常流動性が低いとされる月曜日の朝や金曜日の夜中などでも高い約定率をキープできるのが利点です。
またFXの自動売買機能や優秀なチャート機能がついている取引ソフトを不自由なく使用できるなど、初心者であっても比較的スムーズに取引できるのが特徴です。
自動売買機能や優秀なチャート機能がついている取引ソフトは、無料で利用するものが多く、世界中の多くのトレーダーから支持されているソフトです。
このソフトを利用すれば自動売買が可能になります。ちなみに自動売買を行うためには自身でプログラミングをする必要がありますが、できない場合でも実績あるプロトレーダーや投資会社が作成したものを代用することでことも可能。
スタンダード口座を利用することのデメリットは先にも述べたように「スプレッド幅に広さがあること」にあると言えます。
特に取引の回数を重ねれば重ねるほどスプレッド分のコストが増していきます。
スタンダードの口座の場合、海外FXは特に金額の最低入金額の制限がないところも多いですが、ゼロスプレッド口座についてはある程度有利な仕組みになっているため、資金を多く預ける方向けにしているということでしょう。
いずれにせよ、海外FXといってもいろんな会社がありますし、それぞれ口座の名前が同じでも違いはありますので、詳細はきちんと確認したうえで自分に一番有利なものを選択するようにしてください。”